スキレットで焼くLボーンステーキの作り方です。
作り方と言っても、ただ焼くだけなのですが、野外料理、すなわち、アウトドア料理なキャンプ料理でもあるので、キッチンで焼くよりも若干難しい。
難しいって、面倒くさいって意味です(笑)
Lボーンステーキとは?
Lボーンステーキって、あまり耳にしないと思います。
Tボーンステーキは、割とポピュラーなのでご存知と思いますが、
ぶっちゃけ、
同じものです。
Tボーンステーキ肉は、T字型の骨をはさんで、サーロインとヒレがあるステーキ肉のことで、その骨がT字型なのでTボーンステーキと言いますが、Lボーンステーキは、このヒレが少ないやつになります。
相対的に、一方の骨も短いので、骨の見た目が「L字型」に見えます。
だいたい、量が少ないヒレ側ではなく、サーロイン側の骨が短かったりする。
なので、Lボーンステーキ。
スキレットでの焼き方
そんなこんなで、
ここからスキレットでの焼き方になります。
冒頭で、アウトドア料理なので、キッチンで調理するより難しい=面倒くさい、って書いていますが、
それは、火の管理のことで、キッチンならガスなりIHなり簡単に火加減が調整できますが、野外料理だとそう簡単にはいかないので、なので、面倒くさいと書いていたりします。
アウトドア用のOD缶や液体燃料を使うグリルとかストーブとかだと楽だったりします。
今回は炭火です。
焚き火でも炭火でも、慣れれば、火加減なんて楽勝なんですけどね。
材料とか
下味は塩コショウだけですが、それ以外にもハーブとか使っていて、かつ、ソースで食べるので、その材料とかは以下になります。
- Lボーンステーキ・・・500グラムくらいだったかと
- 塩
- 黒胡椒
- ローズマリー・・・庭に自生している生ローズマリー
- 生にんにく・・・一株
- バター・・・適量
- お醤油・・・適量(ソース用)
- はちみつ・・・適量(ソース用)
- 赤ワインビネガー・・・適量(ソース用)
- スキレット・・・ロッジ(LODGE)の10インチ
火を起こす
今回は炭火で調理するので、焚き火で炭に着火して炭火を用意します。
Lボーンステーキに下味をつける
Lボーンステーキに下味を付けます。
塩、黒胡椒をふりかけます。
ソースで食べるので、適当でいいです。
つうか、下味つけないなら、つけなくても全然問題ありません。
スキレットで焼く
下味をつけたら、予め予熱(プレヒート)してオリーブオイルをひいたスキレットにLボーンステーキを投下します。
ジュー!
という音がするはず。
この音を聞くために野外でステーキを焼いていたりするわけで。
薄いから焼き難い
このお肉(Lボーンステーキ)はですね、近所のスーパーの精肉コーナーに、たま~に仕入れて売っていたりして、でも、小料理屋とか小さなレストランとか、そういうプロしか買わない部位だったりして、
よく売れ残っています(笑)
そうなると、赤札が付くわけで、アメリカンなUSビーフなんですが、半額とかになるので、そういう時に買って冷凍していたりします。
デ、
USビーフですが、カットは日本というか、そのスーパーの精肉コーナーでやっていると思われ、それは、Lボーンステーキなのに肉厚が薄すぎるのを見ればわかるわけで、厚さ2センチもないです。1.5~1.8くらいかなぁ。
最低2センチ、普通は3センチは欲しいところ。
お肉って、焼くと縮むので、それくらいないと、ステーキは上手く焼けないというか、美味しくならないというか、薄いと、焼き方もクソもないので、単なる焼き肉と一緒なわけで、そこだけが残念なところ。
500か600グラムあっても、骨が結構あるので、お肉自体の量はたいしたこたぁないです。
そうそう、
ネットで探せば、分厚いTボーンとかLボーンとかあったりしますが、
ほぼ、
ぼったくり価格なので、買う気が全然しません(笑)
USビーフでその価格なら、脂だらけの和牛買って焼き肉しますワ。
某ショップとかぼりすぎ!
香りずけをする
そんなことはでもよくて、
お肉の厚さにもよるのですが、これくらいの薄さなら片面2分くらい焼きます。
そして、
ローズマリーと生にんにくとバターを入れます。
コクと香り用。
あとで、ソースにも使うためッス。
デ、
片面2分焼いたら引っくり返します。
そして、半分に割った生にんにくをお肉に刷り込みます。
香り付け。
満遍なく焼く
もう片方も2分くらい焼きます。
焼いたお肉の面が、タンパク質のメイラード効果で茶色になるのが、いい具合の合図になります。なので、2分ってのは、あくまで目安になります。
側面とかも焼きます。
骨の周辺のお肉は、他の部位より火が通りにくい
デ、ですね、
骨の付いているお肉は、骨の周辺が一番火が通りにくいです。
グリルで焼こうが鉄板で焼こうが一緒です。
骨周りをいい具合に焼こうとすると、それ以外が焼き過ぎになり、それ以外をいい具合に焼こうとすると、骨周りの焼きが足りなかったりして、もうこれは仕方ない(笑)
ウェルダンが好みなら全然問題ないのですが、ミディアムとかミディアム・レアが好みの方は、
骨付き肉は使わない(笑)
牛肉だけですけどね。
トマホークステーキみたいに、側面に骨が付いている場合は、骨側をよく焼いたりしますが、LボーンステーキやTボーンステーキは両側にお肉が付いているので、この技が使えません。
豚肉や鶏肉は全然関係ないです。しっかり焼くというか火を通すので。
お肉を休ませる
そんなこともどうでもよくて、
Lボーンステーキを満遍なく焼いたら、お肉を休ませます。
お肉を休ませる方法としては、
- スキレットから取り出して、アルミホイルに包んで休ませる
- スキレットから取り出して、そのまま放置して休ませる
- スキレットから取り出して、別の容器に入れて休ませる
などがあるのですが、今回はスキレットの中に入れたまま休ませました。
そのままだと、火からおろしてもスキレットが熱を持っているので、お肉がさらに加熱されて、スキレットに接している面だけ焼き過ぎになるので、焚き火台で使う焼き網を底網にして、その上にLボーンステーキを置いて休ませています。
スキレットの蓋もしています。
香り付けやコク出しに使ったローズマリーやニンニクやバターが残るスキレットに、お肉を休ませている間に出る肉汁が直接落ちるので、別にするより手間が少なくなるためです。
10分くらい休ませればいいです。
ステーキって、熱々を食べる料理じゃないですから。
10分休ませたら、Lボーンステーキを取り出し、スキレットに残ったローズマリー、生にんにく、バターや肉汁のおつゆでソースを作ります。
ステーキソースを作る
スキレットに残ったローズマリー、生にんにく、バターや肉汁に、お醤油とハチミツと赤ワインビネガーを入れソースを作ります。
お醤油とハチミツと赤ワインビネガーは適量入れ、沸騰させます。
これでステーキソースは完成。
ハチミツと赤ワインビネガーを入れず、代わりにレモン汁を入れれば、さらに和風になります。
和風というか、日本人好みのステーキソースになります。
Lボーンステーキ完成
とりあえず、
これで、スキレットで焼くLボーンステーキは完成です。
適当に盛り付けます。
薄いのでどうだろうかとは思いましたが、
ギリ、ミディアムになっていました。
ステーキって、切ってしばらくすると、さらに赤みを増したりするので(肉汁の関係から)、切った直後よりも、しばらくしてからの方が見た目はいいです。
んで、
スキレットにあるステーキソースに付けながら食べました。
スキレットで焼くLボーンステーキ動画版
というような工程の動画は以下になります。
最後に
ぶっちゃけですね、
LボーンステーキもTボーンステーキも、見た目だけですよ。
サーロインはサーロインで焼いた方がいいし、ヒレはヒレだけで焼いたほうがいいです。
ゴツいしデカいしボリュームあるので、インパクトはありますが、
キャンプ場とかだと目立つかもですが、
知ってる人からすると、
今は亡き阿藤快さんみたいに、
「なんだかなぁ」
とかなるお肉だったりします(笑)
でも、まぁ、旨いのは旨いですよ。
この2倍くらいの厚みがあればなぁ、もっと旨いのにぃ!
ってなことで。