追記:イギリス軍蚊帳テントにフライをかぶせ使用した場合の記事リンクを追加
追記:米軍パップテント(シェルターハーフ)に蚊帳を設置した場合の記事リンクを追加
初夏から晩秋にかけてのアウトドアは、蚊などの虫に悩まされる季節でもあります。
日本は、基本的に高温多湿な気候で湿気が多く、季節を問わず雨が降るわけで、虫が多く、個人的には、夏場はアウトドアのオフシーズンと思っているのですが(海水浴や川遊びは別として)、まとまった休みやお子さんの休みが合致するのもこの季節だったりして、夏場は、宣伝的に言うと「アウトドアシーズン到来!」ってことになってます(笑)
なので、蚊などの虫対策は必須。
高地で過ごせばって話もありますが、それはもう登山(笑)
近場で遊びたい自分の場合、庭や裏庭、近所にある低山で遊ぶわけですが、近所の山は100~200mな「丘!」と言った方がいい場所で、夏場は、はっきり言って、ジャングルです。
暑いし、マムシ、スズメバチ、蚊、ムカデ、蜘蛛、ダニなど、ヤバいやつから気持ち悪いものまで、もうみんな元気なわけですよ。
生命って逞しいなぁ・・・って言ってる場合じゃない(笑)
北欧などの寒い国のアウトドアスタイルとか「いいなぁ」とか思って真似しても、
日本じゃ無理!
冬になんちゃってが出来るくらい。北海道くらいじゃないんでしょうか、真似できるの。
米軍コットは頑丈過ぎる
そんなことはどうでもよくて、
それでもこの季節にアウトドアで遊ぶわけで、まぁ、寝るのは蚊帳付きハンモックが設置撤収含めて一番簡単で効果もあるのですが、コットも捨てがたいわけです。
米語でコット(Cot)、英語だとキャンプベッド(Camp Bed)やキャンピングベッド(Camping Bed)と言いますが、足があるので、それだけで地上からの虫対策になっています。
色々なところから色々なタイプが販売されていますが、最強は米軍のコットです。
GIコットってやつですね。
似たような「GIコット風」とか「GIコットスタイル」つうコットもありますが、そんなの買うなら中古でも米軍コットを買った方がいいです。
頑丈さ堅牢さが桁違いです(笑)
最強ってのは、頑丈さや堅牢さのことで、コット自体が地面にスリーピングマットを敷いて寝るスタイルよりも快適なので、快適性は置いておきます。
欠点は、重いこと。
9キロくらいあったはず。20ポンドくらいなので。
遊びアイテムにしては重すぎ!
まぁ、本来は遊び用じゃない物ですから(笑)
そんなこともどうでもよくて、
そんな米軍コットには、専用の蚊帳(モスキートネット)があり、味のあるコットン製テントで有名な米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用の蚊帳もあり、フィールド、すなわち野外での使用のために何種類かの蚊帳があるのですが、それらを張り比べてみました。
タープを張って、米軍コットに蚊帳を張ると、夏場でも快適にアウトドア遊びが出来ます。
物凄く限定されたスタイルですが(笑)
用意した蚊帳(モスキートネット)とか
以下の4種類の蚊帳(モスキートネット)を用意して張り比べてみました。
- US Military INSECT BAR, COT TYPE
- US Military INSECT NET PROTECTOR
- US Military SKEETA-TENT
- British Army Cot Mounted Mosquito Net
上の3種類は米軍のやつですが、最後のやつだけイギリス軍のやつです。
INSECT BAR, COT TYPE というのは、米軍コット専用蚊帳です。
INSECT NET PROTECTOR というのは、米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用の蚊帳です。
SKEETA-TENT というのは、これも米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用の蚊帳ですが、INSECT NET PROTECTOR よりも薄くて軽いです。サイズも若干違います。
Cot Mounted Mosquito Net というのは、イギリス軍の自立型蚊帳付きコット用テントです。
米軍の蚊帳は、米軍コットにウッドポールというパイン材(松)で出来た棒を差し込み、これに蚊帳を被せるようになっています。
なので、このウッドポールも用意。
あと、肝心の米軍コットも(笑)
ちなみに、ウッドポールは、コットエンドという組み立て時に差し込む横棒があるのですが、これにウッドポール用の穴があり、そこに差し込むようになっています。
GIコット風やGIコットスタイルのコットは、この穴がないので、すぐにわかります。
ポップアップ・ベッド・ネットは除外
米軍コット用の蚊帳には、ポップアップタイプのやつもあり、 IBNS(Improved BedNet System)ってやつなんですが、こいつは持ってないので除外しています。
米軍純正のコット用蚊帳のひとつで民生品もあるのですが、
高いのです!
ええ、お高いです(笑)
その代わりにイギリス軍のやつを使っているのですが、IBNSをひとつ買う予算があれば、イギリス軍の1人用自立型蚊帳テントが10個くらい買えます。
イギリス軍のやつが安いってのもあるのですが、日本でデッドストックの新品IBNSを買える価格だと、わたしが知っている中で一番安いイギリス軍の1人用自立型蚊帳テントのデッドストック新品が20個買えます(笑)
まぁ、送料とか考慮しなきゃなので単純比較はできないですが。そして、そのイギリス軍のやつが本当に新品かどうかも確認しなきゃなんですが。
あと、使い勝手の問題もあって、IBNSはイマイチだなぁ、と(笑)
イギリス軍の1人用自立型蚊帳テントが優秀すぎて、遊びで使う分には、IBNSは除外だな、となりました。
マ、
ほぼ、予算の問題なんですが(笑)
米軍コットを組み立てる
蚊帳(モスキートネット)を張り比べる前に、まずは、米軍コットを組み立てます。
折りたたみ式なので、拡げてコットエンド(横棒)を両サイドに差し込むだけです。
が、
このコットエンドがクセモノ(笑)
米軍コットを広げる
まず、折りたたんである米軍コットを広げます。
この手の折りたたみ式(フォールディング)コットは、どんなやつも、米軍コットのシステムが元になっているので、展開方法は一緒です。
コットエンドを差し込む
まず、1本目のコットエンドを差し込みます。
ここまでは、誰でも楽勝(笑)
次に、2本目のコットエンドを差し込みます。
が、
簡単にはいかないですよ(笑)
慣れても力は必要です。
「これは遊び用じゃないんだなぁ」と実感します。
つうか、固すぎ!
マ、堅牢さの証拠ということで(笑)
コットエンドを両サイドに差し込めば完成です。
皺になっているナイロン生地とか指先で伸ばして微調整したりします。
日よけ用にイギリス軍MTP柄のBasha(バシャ)を使いました。
タープじゃなくてバシャ。
個人的に、サイズ的に性能的に機能的に、一人用だと一番使いやすいのがbashaです。DDタープなんかより全然いいです。
ただ、コットを使うなら3×3くらいないと日本じゃ厳しいかなぁと思います。米軍コットは3×3サイズと相性いいですから。
ウッドポールを差し込む
米軍コットの展開が終わったので、米軍蚊帳(モスキートネット)を被せるためのウッドポールを差し込みます。
あ、その前にスリーピングパッドを置きました(笑)
カスケードデザイン社謹製サーマレストのスリーピングパッド。
寝袋なりスリーピングパッドなりを米軍コットに置いて蚊帳は使います。
寝袋は出すの面倒だったので(笑)
デ、
ウッドポールを米軍コットの四隅に差し込みます。
蚊帳を張り比べる
米軍コットの用意が出来たので、蚊帳(モスキートネット)を張り比べます。
INSECT BAR, COT TYPE
最初は、米軍コット専用蚊帳である「INSECT BAR, COT TYPE」から。
サクサクと米軍コットに被せます。
基本的に、蚊帳はコットに被せるだけです。
INSECT BAR, COT TYPE の特徴
米軍コットで使う蚊帳の中では一番丈が短いので、ショートタイプとかとも呼ばれたりします。
四隅に切れ込みがあります。
米軍コットの中で寝る時は、他の蚊帳も一緒なのですが、寝袋なりスリーピングパッドの下に蚊帳を差し込みます。
そうすることによって、蚊帳で密閉する形になります。
が、
この米軍コット専用蚊帳は、持っている方、使っている方はわかると思うのですが、ウッドポールに被せるとタイトになります。
割かし、ピン!と張るって意味です。
なので、そのまま垂れ下げていても問題ないかな、とか思ったりしています。
空間があると、蚊とか入ってくるかもですが、このタイトさなら、ウッドポールの下までキチッと蚊帳を降ろしていればいいんじゃね?とか思います。
とりあえず、
スリーピングパッドに蚊帳を差し込んだ状態はこうです。
蚊帳についている紐は、ウッドポールがない時とかに何かに結び付けて使用するためのもので、他の蚊帳にも同じようなものが付いています。
汎用性を持たせてあるですね。
ほぼ、使いませんが(笑)
INSECT NET PROTECTOR
次に、米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用蚊帳である「INSECT NET PROTECTOR」を張ります。
米軍パップテント(シェルターハーフ)専用蚊帳ってのは無いです。見たことないですもん。
このタイプがそれになります。
この蚊帳が一番汎用性のある蚊帳で、昔はフィールドタイプって言っていたような気がするのですが、タグ見てもそう明記してないし、フィールドタイプって明記してあったのは、よその国のやつだったのかなぁ・・・
いずれにしても、今回用意した蚊帳の中で一番大きく重いです。重いっつても、他の蚊帳と比べてって意味です。
昔からある米軍蚊帳ですよね。古いやつは、ナイロン製じゃなくてコットン製だったような。それもよその国のやつかも。もう記憶が曖昧ですワ。
こいつは、米軍コット専用蚊帳に比べて大きいので、サクサクという感じじゃないです。
もう広げるのたいへん(笑)
INSECT NET PROTECTORの特徴
米軍コット専用蚊帳に比べ、丈が随分と長いです。
これも、使う時は寝袋なりスリーピングパッドに裾の部分を差し込み密閉状態にします。
でも、完全にコットの下まで裾が垂れ下がっているので、このままでもいいと思います。
好きなように使う(笑)
コットに被せていると分かりにくいですが、形はパップテントの形です。
左右がパップテントのように三角形になってます。
パップテントのポールが当たる部分には、ちゃんとポール差し込み口があります。
紐の数も米軍コット専用蚊帳より多かったような気がします。
確認してないッス(笑)
色々なバリエーションで張ることができる汎用タイプ蚊帳ですね。
コットくらいしか使わないけど(笑)
海外の人だと、このタイプの蚊帳をハンモックに使ったり、タープの下に張って、スリーピングマットと寝袋(シェラフ)だけでビバークする人とか結構いたりしますね。
タープすら張らず、適当に木を差し込んで被せたり、回りの木に結び付けて蚊帳シェルターを作って野営する人もいたり。
米軍コット専用蚊帳にしろ、これにしろ、ガッチリとしたナイロン製で、ヘビーデューティーな使い方を想定してる作りになっています。
畳んでも、トレッキング用軽量蚊帳の2倍から3倍くらいの大きさあります。耐久性は10倍以上あると思います。トレッキング用蚊帳はポリエステル製で軽くて小さくなるけど弱っちいです。ポーランド軍テントには、そっちの方がいいですけど。
まぁ、
遊び用で作ってないという(笑)
SKEETA-TENT
次は、これも米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用の蚊帳な「SKEETA-TENT」を張ります。
こっちの方が新しいタイプなのかな。
なので、薄くて軽いです。網の目の形状も違います。
色は、先の2種類がオリーブドラブ色なのに対しカーキ色です。
そして専用収納袋に入っています。
この専用収納袋は蚊帳に縫いつけてあるので、基本的には行方不明にはなりません。
専用収納袋が行方不明の場合は、蚊帳もズタボロになっているはず!
薄くて軽いのでサクサクと張れると思いますが、軽いので、逆に広げるのがフワフワで面倒だったりもします。
風の強い日とかだと、風除けないとフワフワ過ぎて先の2種類より大変かもしれません。
が、
こういうの使う方は、ほぼ、タープとかで風除け日よけしているはずなので、無問題。
SKEETA-TENTの特徴
同じ米軍パップテント(シェルターハーフ)兼用蚊帳である INSECT NET PROTECTOR よりも若干短いです。
なんでだろう?
張り方かな?
いや、短いはず!
パップテント兼用なので、これにもパップテントのポールが当たる部分に差し込み口があります。
なので、形もパップテントの形です。
デ、
網の目の形状を比較するとこんな感じです。
形も太さも INSECT NET PROTECTOR とは違います。
パッと見ではわかんなかったッス(笑)
こいつは薄くて軽いのですが、薄すぎて先の2種類よりも耐久性で劣るのではないかと思っています。
すぐ破れそう(笑)
British Army Cot Mounted Mosquito Net
最後に、イギリス軍の1人用自立型蚊帳テントである「British Army Cot Mounted Mosquito Net」を張ります。
これですね、色々な名前で表示されるのですが、タグに「Cot Mounted Mosquito Net」と明記してあったので、これが正式名称だと思います。
だいたい、
British Army Mosquito Cot Tent や British Army Mosquito Net Tent とか、それに似たような名前で売ってあります。
Cot Mounted とあるので、コットに置いて(マウントして)使う専用蚊帳なんですが、単独でも使えるようになっています。
なので、1人用自立型蚊帳テントと。
専用収納袋に、蚊帳本体、自立用ポール2本(ショックコードが入ったジョイントポール)、テントとして使用する際の固定用ペグ4本が入っています。
自立型テントを2本のポールで設置する場合、どのタイプもポールをx型にして4点で支えると思うのですが、こいつもそうです。
なので、
蚊帳本体を広げ、ジョイントポールを差し込んで自立させます。
コットの上でやらない方がいいです。地面でやった方がいいです。
コットの上でやったら自立させる時にコットから外れまくって苦労した、というのは内緒。
なんでコット上でやったんだろう?
グラウンドシートが蚊帳と接続されています。この部分は防水になっています。グラウンドシートだけに。
頭の方向と足の方向でグラウンドシートの形状が違うので向きがあります。
足の方のグラウンドシート部分が深く(高く)なっています。
大きさは、自立型蚊帳テントの方が縦横ともにコットより若干大きいです。
デ、
米軍コットのコットエンドの穴(ウッドポール用の穴)の位置がピッタリとイギリス軍1人用自立型蚊帳テントのポールと合います。
なので、そこに差し込みます。
差し込まなくても問題ないですが、こいつにはコットに固定するために6箇所(四隅と中央の二か所)の固定用ベロクロがあり、差し込んだ方がベロクロでガッチリと固定できます。
差し込まないとベロクロの位置が、特に四隅なんですが、止めるとこねぇ!状態になります。
IBNSにも固定用のベロクロがあったはず。
米軍コットの上にマウントした状態はこんな感じです。
色々ピッタリなわけですよ。
さすがNATO(笑)
ちなみに、こいつには2人用ってのもあって、もっとデカイです。縦に高く横も広い。
そして、なんと、コットが丸々入ります(笑)
コットの上に載せて使うのではなく、コットを入れて使うように出来ています。
遊びで使う場面が想像できません(笑)
British Army Cot Mounted Mosquito Netの特徴
なんといっても、蚊帳単独ではなく自立型テントとしても使用できるということです。
あと、安価である、も(笑)
これ大事なことです。遊びでは。
その他の特徴としては、IBNSと比べて顕著なんですが、「蚊帳の中で体を起こせる」という点でしょうか。
IBNSは低いので、体を起こすことができません。軍用なので色々な理由があるからと思いますが、こっちは遊びで使うわけですから、色々と便利な方がいいわけで。
ヨーロッパの方が、割かし、こういう「体が起こせる」タイプのやつが多いですね。軍用でも。文化的なものなのだろうか?
先に紹介した3種類の蚊帳は、蚊帳単体なので、ウッドポールの高さもあり、もちろん体が起こせます。
これ、結構大事なんですよねぇ。
自立型蚊帳テントとして使う場合も、この高さあると便利です。
だから、こいつにした(笑)
そうそう、
このイギリス軍1人用自立型蚊帳付きテントはですね、入口がフルオープンできます。
これが超便利!
ジッパーが縦横3箇所あって、左右に観音開きします。
コットはベンチとしても使用するので、この入口フルオープンが何かと便利なんです。
米軍蚊帳もできないことないですが、利便性はこっちが段違いッス。
テントとして使用する場合も、これは有難い機能だったりします。
んで、
テントとして使用する場合は、レインフライとしてバシャがジャストフィットします。同じイギリス軍なので、まぁ、当然ちゃ当然ですけど。
コットにマウントして使用する場合は、3×3かそれ以上のタープでいいかと。
フライ付きバージョンは、別記事で投稿しようかと思っています。テントバージョンとコットマウントバージョンで。
思い出しましたが、
確か、オランダ軍にも似たような(見た目は一緒ッス)やつがあって、そっちの方が若干サイズが大きかったような気がするのですが、オランダ軍のやつはコット使用を前提にしてないやつだったような記憶があります。
コットマウント用のベロクロとか無かったはず。
あと入口も形状が違ってフルオープン出来ないタイプだったかと。
いずれにしても、米軍コット用蚊帳のひとつとしてアリだな、と。
米軍蚊帳とこのイギリス軍の蚊帳テントですね、
値段がほとんど変わらないんですよ。米軍蚊帳が高いかも(笑)
不思議だ・・・
追記:イギリス軍蚊帳付きテントにフライを被せて使用する
イギリス軍1人用自立型蚊帳付きテントにフライをかぶせ、雨の日に具合を確認した記事を投稿したのでリンクします。
フライは、米軍コットに載せたバージョンは3☓3タープで、自立テントとして使用したバージョンは、英軍バシャ(2.5☓2.0だったような)です。基本的に、どちらも快適でした。詳細はリンク先記事を参照ください。
米軍コットに最適なモスキートネットの一部始終動画
そんな、「米軍コットに最適なモスキートネット(蚊帳)の比較」の一部始終動画は以下になります。
張ってるだけなのでアレなのですが、イメージはつかめるんじゃないかと。
蚊帳を張っている最中に蚊に刺されまくられた、というのも内緒!
米軍パップテント(シェルターハーフ)で使用する場合
米軍コット専用蚊帳以外は、米軍蚊帳は、米軍パップテント(シェルターハーフ)でも使えます。
つうか、兼用なので、ある意味パップテント専用蚊帳でもあります。
その使用例も設置しようかと思ったのですが、面倒だったのでやめました。
パップテントで使う場合はですね、
普通にパップテントを使う場合はいいですが、片方のサイドをオープンにしてヘレンテントみたいな使い方をする場合(改造していない場合は、ミリオタじゃなければ、ほとんどこの使い方のはず)や改造してジッパー付けてキャノピー式にしている場合などは、
基本的に、使えないと思って下さい(笑)
なんでかっていうと、
米軍蚊帳をパップテントに使用する場合は、パップテントと同じ形にするわけですが、パップテントと同じ位置にペグアウトしたりします。それ用に紐が付いてます。位置を見るとわかります。
ヘレンテントみたいに片方オープンにしている場合や改造してキャノピー式にしていると、
ペグアウトしているので中に入れません(笑)
いちいちペグ外してとかやってられないッスよねぇ。
左右の入り口から入る通常の使い方だと、蚊帳のその部分はペグアウトしてなくてもいいので、そういう使い方をします。
マ、
わざと片方しかペグアウトしない方法だと全然問題ないですが。蚊帳を半分しか張らない状態になるので、随分と余るかとは思いますけど、そういう使い方もありますですねぇ。
つうか、
ヘレンテントみたいに片方オープンにする人や改造している人は、蚊帳付きハンモック入れたり、蚊帳テント入れたり、トレッキング用の軽量蚊帳とか入れたりして使うので、そもそも米軍蚊帳とか使わないって話です(笑)
さらに、
日本の夏場にパップテント使うか?って話でもあります。
使う人は使うですナ。色々と工夫して。
追記:米軍パップテントで米軍純正蚊帳(モスキートネット)を使用する
米軍パップテントで米軍純正蚊帳(モスキートネット)を使用する場合の記事を投稿しました。INSECT NET PROTECTOR と SKEETA-TENT の2種類の蚊帳を張り比べています。張り方とかをいつものように文章と画像と動画で紹介。割と大変な作業だったというのは内緒。
まとめ
4種類の蚊帳を米軍コットに張ってみたわけですが、優劣などを比較するわけじゃないので、まとめって言っても、
特にないです(笑)
もともと、INSECT NET PROTECTOR は、テントのベンチレーションに被せるためのパーツとして購入したものだし・・・
強いて言うなら、
米軍コットに使う蚊帳は、別に軍用品じゃなくても全然問題ないです!
ウッドポールなんて自作棒で十分です!
つうか、ウッドポールなんていらないです!タープ張るはずなので、そのタープなりポールに蚊帳を吊り下げればいいだけです!
ってことでしょうか(笑)
じゃあ、今まで書いてきたのは何だったんだって話なんですが、いや別にトレッキング用やキャンプ用の蚊帳でも使えるならいいんじゃね、ってのが本音なので。
スタイルというか見た目重視の場合、「合わせて使う」という美学があるのでアリだな、とも。
まぁ、
自分の好きなようにするのが一番ッスよ!ってことです。はい。
ちなみに、米軍蚊帳はどこでも買えます。ワールドワイド視点なら(笑)
「アメリカでも品薄」とか謳っているショップとかあったりしますが、そんなことは全然ないです。どのタイプもデッドストックの新品からUSED品まで豊富にありますよ。
一番多いのは INSECT NET PROTECTOR かなぁ。一番汎用性あるし。次が COT TYPE と SKEETA-TENT かな。これは同じくらい。
価格は、トレッキング用やキャンプ用蚊帳と同程度から半分くらいでしょうか。
日本で買うのが一番高い(笑)
と、
まぁ、
そんな「アウトドアの蚊対策 米軍コットに最適なモスキートネット(蚊帳)の比較」でした。
ってなことで。
始めまして、パップテントの情報から始まり、色々といつも楽しく拝見させて頂いています。一つお聞きしたい事がありまして。
USコットをパップテントの中に入れて使う事って出来ますでしょうか?ポールをコットの穴に立てるのかな?とか思いますが、サイズが違う様な気がしまして。もしやった事がありましたら、教えて頂けないでしょうか。
こんにちは。
パップテントの中にUSGIコットを入れる、というのは、誰もが一度は憧れる(つうか考える)んですが、不可能じゃないですが無理です!
無理やり入れようと思えば入ります。
つうか、昔、試した時は、USGIコットを置いて、その上からパップテントを張ってみました。
が、USGIコットの足は長いので、外側からコットの上に行けません。通常の出入り口である三角部分の左右から。ジッパー加工しているやつでも、たぶん無理です。
それでも、無理やりコットの上に行こうと思えば行けますが、寝て上を見ると顔の真上がパップテントの天井です。息をするのも大変なくらい近いです(笑)
つまり、全然実用的ではないと。
無意味なんです。
空間を得るために、パップテントを高く張るつう方法もありますが、それだと下に空間ができてパップテントの、あの独特のシルエットの味わいが無くなるし、別のポールが必要になるし、それだったら、タープでいいじゃん!ってなります(笑)
旧ソ連軍ポンチョのプラシュパラツカや東ドイツ軍ポンチョなどを利用して、下にできた空間を塞ぐという改造もありますが、個人的には無意味だと思います。それやるなら、プラシュパラツカなり東ドイツ軍ポンチョを数枚(6枚以上かな?)つなげてテント作った方が楽かと。
USGIコットンテントには、5人用テントや10人用テント(それ以上もあります)がありますが、それらだと余裕です。でも、重いし(ポール入れて20kg以上だったはず)、ひとりじゃ張るのも無理というか厳しいはず。センターポールとかぶっといですから。
パップテントにコットを入れるなら、足の低いローコット一択になると思います。
USGIコットをメインに使いたいのであれば、上はタープ一択になるかと。パップテントはUSGIコット使用を想定してないので頑張っても駄目かと。
USGIコットとコットン生地を合わせたいのであれば、プラシュパラツカや東ドイツ軍ポンチョを2枚つなげたやつになるかと思います。4枚つなげれば3.6☓3.6になるので豪雨でも余裕です(防水加工済みであれば)。
でも、かさばりますよ(笑)
いずれにしても、パップテントにUSGIコットは無理ということで。
情報、ありがとうございました。なるほど、USパップとUSGIコットの組み合わせはできないんですね…同じ国なのに(笑)
別にポーランド物(Lサイズ)と東独物二枚を買っていたので、これを組み合わせた上で、中にUSGIコットを入れてみました。結果、幕がとても近いけど寝れない事は無いね、という感じになりました(笑)
二股ポールにして組めば、中央付近に置けるのでもうすこし圧迫感は無いかな?とか思いました。でも、二股ポールをどう入手しようかな?と。
ホームセンターうろついて、塩ビ配管を見てましたが、アレはしなるから難しそうでした。なので、フローリングモップ用の収縮式ポールを二本買って、これと配管用エルボーを組み合わせて試してみるつもりです。