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気分はアメリカン カリカリベーコン風を豚バラ肉で作る

投稿日:2018年8月7日 更新日:

スーパーなどに売られている市販品のベーコンは、ベーコン風ハムであり練り物(カマボコやチクワ)でありカリカリには焼けません。

弱火でじっくり焼いても、砂糖をまぶして焼いても、カリカリのサクサクなアメリカンな焼きベーコンにはなりません。

食品衛生法とかの法律がらみで、ベーコン風ハムや練り物ベーコンになっちゃうわけですが、気分はアメリカンを味わうため、なんちゃってな、カリカリベーコン風なものを豚バラ肉で作りました。

食感だけですが、カリカリのサクサクにはなります。

味も風味も、

そういうの加味していないので、ベーコンじゃないですが(笑)

気分だけ、雰囲気だけ、味わいたいがために。

ベーコンとは

日本人がベーコンと言われて思い浮かぶのは、細長い赤身と脂身が入ったやつです。

豚バラ肉を使っているので、細長い。かつ、赤身と脂身の層がある。

アメリカタイプのベーコン。

中身は全然違いますが(笑)

ヨーロッパの方では、豚バラ肉ではなく、ロース系のお肉を使ってベーコンにするので、細長くなく、イメージ的には、スーパーなどに売っている生姜焼き用豚ロースみたいな形してます。

元々はそっちがベーコン。

アメリカだと、そういうベーコンは、確かカナディアンベーコンと言って、ちょっと違う種類という感じだったはず。

なので、

動画だとよくわかるのですが、イギリス人がキャンプなどで朝食を作るとき(ブリティッシュブレックファーストですな)、「ベーコン!」と言ってベーコン焼いているのを見ると、

「あれ?生姜焼き用ロースを焼いてる」

って感じます。

あっちじゃ、あれがベーコンなんです。

赤身が多いのでイギリス人とかはカリカリには焼かないですけど。

デ、

日本人だとアメリカの影響を色々と歴史的に受けているので、ベーコンといえば豚バラ肉で作った細長いやつで、かつ、朝食などで出るベーコンエッグとかはカリカリベーコンつうイメージがあります。

でも、日本で売られているベーコンはカリカリには焼けないわけで、気分を味わうためには、策が必要だったりします。

ちなみに、

ベーコンは、はしょって、簡単に書くと、豚肉を塩漬けして、塩抜きして、燻製すれば出来ます。

塩だけじゃなく、砂糖やスパイスとかも入れたりしますが、ぶっちゃけ、上の工程で出来ます。

市販品は、その工程を簡単にし大量生産させるために、液体につけたり、燻製風味をつけたりとしているわけですが、純正ベーコンと一番違うのは、増量をかさ増しするために卵たんぱくとか大豆たんぱくとかで練り物状態にしている、ことかな、と。加熱もしてるし。

なので、ハムでありカマボコでありチクワだと。

まぁ、カリカリのサクサクなんて無理(笑)

食感だけでもカリカリのサクサクにする

というようなことはどうでもよくて、

食感だけでもカリカリのサクサクにして気分を味わいたいために、豚バラ肉でカリカリベーコン風を作ります。

簡単に作れます。

カリカリベーコン風の作り方

豚バラ肉を焼くだけです(笑)

豚バラ肉は、半分脂身な感じなんで焼くと脂がどんどん出てきます。

この豚バラ肉から出た脂で、揚げるように焼くとカリカリのサクサクになります。

そんだけです(笑)

食感だけカリカリベーコンになります。

味も風味もベーコンじゃありません。

カリカリの豚バラ焼き肉(笑)

焼きすぎると(揚げ過ぎると)、焦げの味が強くなるので注意しましょう。

豚バラ肉を用意する

今回は、厚切りな焼き肉用豚バラ肉スライスと薄切りな炒め物用豚バラス肉ライスを用意しました。

豚バラ肉なら、なんでもいいです。

厚切りだろうと薄切りだろうと、何も違いはありません。

焼く(揚げる)時間が違うだけです。

スライスした豚バラ肉でカリカリベーコン風を作る

塩で下味をつける

軽く塩だけふっておきます。

アレやコレを用意する必要ないです。

塩だけで十分です。

塩で豚バラ肉に下味をつける

焼く

フライパンやスキレットで焼きます。

中火から弱火で焼いていきます。

ほぼ、中弱火。

豚バラ肉を鉄フライパンで焼く

見た目は豚焼き肉

揚げ焼き

豚バラ肉を焼いていると、どんどん豚バラ肉から脂が出てきます。

その脂で揚げるように、さらに焼いていきます。

そうすると、こんがり焼き色が付いてきて、表面もカリカリな感じになってきます。

そこまで揚げ焼きします。

油断していると、すぐに濃い焼き色になって焦げが強くなるので注意です。

豚バラ肉の脂で揚げるように焼く

これで出来上がりです。

こんだけです(笑)

脂は再利用する

豚バラ肉を焼いたフライパンなりスキレットには、脂が溜まっていると思いますが、これは再利用できます。

この脂が「ラード」です。

豚脂(とんし)ですね。

風味とコクがあって、炒めものに使うと味が引き立ちますよ。

チャーハンとかでもいい。

冷えると白く固まります。柔らかいです。

冷蔵庫に保管すれば数日は持つので、なるべく捨てずに再利用しましょう。

豚バラ肉からラードが出来る

カリカリベーコン風の出来上がり

焼き上がった豚バラ肉は、お煎餅みたいになってます。

軽くて、手でサクッと割れます。

食べると、カリカリサクサクと音がします。

お煎餅状態(笑)

カリカリベーコン風の完成品

向かって左が厚切り豚バラ肉で、右が薄切り豚バラ肉ですが、

よくわかりません(笑)

サクッと割れます。カリカリベーコン風は。

ベーコンエッグにする

カリカリベーコン風だけだと味気ないので、ベーコンエッグにするために目玉焼きを作りました。

豚バラ肉から出た脂(ラード)を使って作りました。

黄身は半熟に焼き上げます。

目玉焼きを作る

アメリカンな雰囲気を出すために、サニーサイドアップ(sunny-side up)ではなくターンオーバー(turn over)で焼こうと思っていましたが、使っている鉄フライパンが一人用の小さいやつだったので、卵2個で目一杯になったのでサニーサイドアップのまま。

サニーサイドアップ(sunny-side up)ってのは、日本の普通の目玉焼きな「片面焼き」のこと。

ターンオーバー(turn over)ってのは、「両面焼き」のこと。

です。

デ、

盛り付ける。

見た感じは、アメリカン(笑)

カリカリベーコン風のベーコンエッグ

黄身はジュクジュクな半熟にはなってます。

カリカリベーコン風作り方動画版

というような工程の動画は以下になります。

ホント、食感だけカリカリベーコン(笑)

ベーコンでも何でもないので、Fake(フェイク)って付けてます。

最後に

カリカリに揚げ焼きする前に、火が通った状態のときに食べれば、

普通の、

豚バラ焼き肉です。

くれぐれも、焼き過ぎ注意です。

焦げが強いと、もう食べられませんから(笑)

余談ですが、

ロスに住んでいた知人によると、アメリカ人は、日本の市販品ベーコンを食べると「気持ち悪い」と言うそうです。

たぶん、その食感が。

「不味い」でもなく「おいしくない」でもなく、「気持ち悪い」って表現に、食は文化なんだな、と思う今日この頃です。

ってなことで。

肝は半熟なカリカリベーコン風ベーコンエッグ

余談の余談、

スペアリブ、日本で売られている肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)の一番カンタンな調理方法は「茹でる」やつですが、カリカリベーコン風と似たような工程でやれます。

お鍋に水を入れて、肩スペアリブを入れて火にかけ、茹でます。

水が無くなるまで茹でます。

そうすると、肩スベアリブから出た脂(豚バラ肉と同じでたくさん脂でます)が底にたまります。

その脂(こいつもラードです)で、最後に肩スペアリブの表面を揚げるように焼くと、クリスピーなスペアリブが出来上がります。

味付けは塩コショウだけで十分です。

南米の人とかがやるやつかな。

ドラム缶を半分に切ったやつで、大量のスペアリブを放り込んでガンガン火を焚いて作ってますね。

じっくりと火を通したスペアリブに比べると、歯ごたえがありすぎるかもですが、わたしが知っているスペリブ調理方法で一番カンタンなやつはこれです。

日本人だと煮込んだりした方が(豚の角煮みたいな感じ)いいかもですが。

 

-豚肉料理, アウトドア料理
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