庭バーベキューをやる時は、アメリカンバーベキュースタイルなので時間がかかるため、とりあえず、スペアリブのコーラ煮とか作っているのですが、メインのセントルイススタイルスペアリブやリブアイステーキよりも、とりあえず作ったスペアリブのコーラ煮が一番人気だったりします。
何気に悲しかったりするのですが、大人も子供もバクバク食べるわけで、味が日本人好みというか中華風なので、アメリカンな味よりも食べやすいから、と思うようにしています。
そんな「スペアリブのコーラ煮」ですが、色々とレシピがあるのですが、一番簡単なレシピは、レモン入りコーラで煮込むだけ、のやつです。
煮込んだら、オイスターソースをからめれば出来上がりな、塩コショウやニンニクやらで下味やら臭い消しなど面倒なことはやらない、超簡単なレシピです。
それでいて、うまい。
そんな「中華風スペアリブのコーラ煮」の作り方です。
材料
基本的に、スペアリブ、コーラ、レモン、オイスターソースがあれば出来ます。
材料とか
- 肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)・・・スーパーに普通に売ってあるスペアリブ
- コーラ・・・コカ・コーラが無難
- レモン・・・無ければポッカレモンとか
- オイスターソース・・・安いので十分
- スキレット・・・今回は10インチ(フライパンでもお鍋でもOK)
- カセットガスコンロ・・・熱源は何でもOK
今回は野外(車庫)で作ったので、カセットガスコンロを熱源にスキレットで作っていますが、焚き火でも炭火でも出来ます。もちろん台所のガスコンロやIHクッキングヒーターでも。
スキレットじゃなく、中華鍋でも普通のお鍋でもフライパンでも出来ます。
中華風なので中華鍋だと雰囲気でます。
レモンは、輪切り2枚くらいしか使わないので、面倒ならポッカレモンなどで代用できます。
レモンがないとパンチに欠けて美味しさが変わるので是非とも必要ですが、無ければ無いで問題はないです。
スペアリブ
スペアリブといっても大きく三種類ある
バーベキューというと、デッカイまな板みたいな骨付き肉を想像したりしますが、それは「セントルイススタイル・スペアリブ」(単にセントルイススペアリブとも)といって、普通にスーパーなどで売っているスペアリブとは違う部位になります。
日本で手軽に手に入るスペアリブは「肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)」といって、豚の肩近くの骨付きバラ肉です。
日本とアメリカでは、豚肉のカット加工(つまり、一匹の豚を各お肉ごとに切る工程)が違うので、日本でカット加工される豚肉だと、セントルイススペアリブという部位は存在しません。
だから、スーパーとかに売ってない。
「バックリブ」という部位もあって、これもスペアリブなんですが、これも日本でカット加工された豚肉には存在しない部位なのでスーパーとかには売ってないです。
アメリカから輸入されたやつが売ってありますけど。
セントルイススペアリブとバックリブとの違いは、別のサイトに書いているので、WEB検索すると、たぶん最初に出てきます。
ここでも同じようなことを、もっと具体的に書こうと思っていたりするのですが、面倒くさいので思っているだけだったりします。
使うのは肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)
そんなことはどうでもよくて、
ここは日本で、近所のスーパーの精肉コーナーで手軽に手に入るスペアリブとなると「肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)」なので、今回も、肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)を使います。
個人的感想なのですが、モノによりますが、いい肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)は、肉付きも良く、セントルイススタイルスペアリブより食べごたえがあったりします。
バックリブはですね、お肉が少なく、時たまスーパーの精肉コーナーに、これみよがしに「本場のバーベキューをご家庭でも!」とかのシールが貼ってあって売ってあったりしますが、買わないほうがいいです。
食べるところが少ないです(笑)
半分以上が骨だったりするバックリブ・・・
価格はですね、各スペアリブとも100グラム100円くらいを目安にするといいです。そんなもんです。約半分は食べられない骨なんですから。
100グラム160円以上するようなら、そんなとこからは買わない!
そんなこともどうでもよくて、
これが今回使う肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)です。
近所のスーパー(マルショクなんですが)の精肉コーナーは、頑張っていて、肉付きの良い肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)を販売しているので、よく購入します。
セントルイススタイル・スペアリブ
ちなみに、
セントルイススタイル・スペアリブってのは、こんなやつです。
もう、まな板です(笑)
このまま切らずにバーベキューコンロで3時間くらいローストして食べます。
バックリブ
ちなみにちなみに、
バックリブってのは、こんなやつです。
「食うとこ少ねぇじゃねぇかよ!」と、未だに残っているやつだったりします。
なお、
セントルイススタイル・スペアリブにしろバックリブにしろ、カットして(切って)使うと、同じレシピでコーラ煮が作れます。
セントルイススタイル・スペアリブあるなら、コーラ煮とかしないんですが。
同じ煮込み料理で、自家製バーベキューソースとビールで煮込みますが、
それは、また別のお話。
作り方
デ、
ここから作り方になります。
作り方もクソもないくらい簡単です。
一行で書くと、
「レモンを入れたコーラで煮込み、最後にオイスターソースでからめる」
になります。
でも、
まぁ、
作ったので、順番に書いていきます(笑)
レモンを切る
レモンを使わない、またはポッカレモン等で代用するのならば、この工程はありません。
だいたい、2枚くらい使うので、その分をカットします。
レモンは強いので、厚切りにし過ぎたり多く入れすぎると、レモンが強くなり味がイマイチになるので注意が必要です。
今回、肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)は1.0kg使ってます。
1パック500グラムのやつを2パックなので。
その量だと、レモン薄切り2枚で十分です。
肩スペアリブに焼き目をつける
熱したスキレットに油を落とし、そこで肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)の両面を軽く焼きます。
焼き目を付けるだけ。
一応、煮込む時に型くずれしないようにという理由なんですが、焼く時の「ジュー!」という音や肉が焼ける匂いや色(メイラード反応)を楽しむため、つうのもあります。
つまり、
雰囲気が出る、と(笑)
コーラを並々と入れる
肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)に焼き目がついたら、コーラを躊躇なく、並々と注ぎます。
たっぷりと。
肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)が見えなくなるくらい注ぎます。
コーラは、1.5リットルのペットボトルのやつを使いました。
トロトロ食感にしたいため、二度煮しているので全部使っています。
後述しますが、
トロトロの豚の角煮みたいな食感にしたければ肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)1.0kgに対してコーラ1.5リットル全部注ぐ。
軽く歯ごたえのある食感にしたければ、最初に並々と注いだ分だけにします。二度煮しない。
レモンを入れる
コーラを注いだら、即、レモンを入れます。
ポッカレモンとかで代用する場合も、ここでポッカレモン等を入れます。
ポッカレモンだと、数滴かな。入れすぎないように注意です。
ひたすら煮込む
あとは、このまま、ひたすら煮込みます。
強火でガンガン煮込む方法と、中火等でトロトロ煮込む方法の二種類ありますが、そこはお好みで。
コンロなどの熱源のパワーにも依存するので、ここは普通の煮込み料理と同じようにやった方が無難と思います。
何度か作っていると、熱源とスキレットやフライパンとの相性などがわかり、どの強さで煮込めばいいかわかってきます。
油断していると汁気が無くなったのに気が付かず焦げ付くので、それだけ回避できれば問題なく美味しいのが出来ます。
二度煮する
今回は、トロトロの食感なスペアリブのコーラ煮にするため、二度煮しています。
二度煮とは、一度コーラの汁気が無くなった状態で、さらにコーラを注ぎ、再び煮込むことです。
並々とスキレットに注いたコーラの汁気が無くなるのは、強火の場合、だいたい20分から30分くらい煮込んでから。(今回は強火で煮込んでいます)
スキレットの底には、肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)から出た脂(ラードです)が溜まっているので、それをコーラと勘違いしないようにしましょう。
脂だけ残っていると、揚げている状態になり、プチプチした音になっています。
つうか、
コーラが大分減ってきたなぁと思ったら、火を弱くして煮込み、スキレットの状態を確認しましょう。
最後は一気に汁気が無くなりますから、油断していると焦げ付かせますよ(笑)
デ、
コーラの汁気が無くなった状態ってのが以下です。
スペアリブというか、骨付き肉を焼いたり煮たりした時に、どの状態が「食べられる状態か」「火が通った状態か」というのを判断するには、生肉の時よりも「骨が見えているか」で判断します。
火が通って、お肉が縮んでいるので、骨が見えている状態。
なので、上の画像だと、もう十分に「火が通っている」状態で食べられます。
ここでオイスターソースをからめてもいいです。出来上がりです。
歯ごたえのある食感のスペアリブのコーラ煮が完成します。
今回はトロトロに煮込みたいので、ここから更に煮込みます。
再度コーラを注ぐ
残っていたコーラを全部注ぎます。
あとは、同じく、ひたすら煮込むだけ。
汁けがなくなったら火を止める
コーラの汁気が無くなったら、火を止めます。
スキレットの場合、まだ熱を蓄えているのでプチプチ音がしてますが、確実に火を止めます。
肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)から出た脂(ラード)がスキレットの底に残っているので、見た目は汁気があるように感じます。
想像以上に肩スペアリブ(ショルダースペアリブ)からは脂(ラード)が出ますよ。
オイスターソースをからめる
そこにオイスターソースを落とし、よくからめます。
オイスターソースは濃いので、味見しつつ数回に分けて入れましょう。
これで出来上がりです。
できあがり
そのままスキレットにサーブしてもよし、小皿に取り分けるもよし。
二度煮しているので、骨とかすぐに取れる状態なので、小皿に移す時は注意して移します。
ホロホロのトロトロですが食感もある中華風スペアリブのコーラ煮の出来上がり。
二度煮しないなら、二度煮より短時間で食感のある中華風スペアリブのコーラ煮になります。
骨がないなら、ほぼ「豚の角煮」です(笑)
見た目も味も。
オイスターソースは、結構ドロドロとしているので、スキレットの内側はドロドロしたオイスターソースが付いた状態になっています。
見た目重視!なインスタ映えする画像が撮りたい!
とか思うなら、
別の器に移して撮影しましょう(笑)
ファミリーキャンプやファミリーバーベキューとかでお子様がいらっしゃるご家庭なら、子供さんはバクバクこればっかり食べますよ。
なので、
たくさん作りたい場合は、中華鍋が大きくて深いので重宝します。
大きめの鍋でもいいんですが(笑)
中華風スペアリブのコーラ煮レシピ動画版
つうようなことの動画版は以下になります。
最後に
個人的に知っているレシピで一番簡単なスペアリブのコーラ煮です。
そして、セントルイススタイル・スペアリブやバックリブのアメリカンバーベキューなやつよりも大人気だったりします。
やはり、
お醤油系の味は、日本人には絶対的な価値がありますね(笑)
アダルト向きにするには、ホットソース入れたり(ハバネロソースとかデスソースとかタバスコとか)、チリパウダーや一味唐辛子などを入れるといいかと。
このままが一番美味しかったりするんですが(笑)
スペアリブじゃなく豚バラブロックでも出来ます
スペアリブがない場合は、豚バラブロックで代用すれば、
似たような、
つうか、
ほぼ、同じ味、同じ食感の豚バラブロックの中華風コーラ煮が出来ます。
それは豚の角煮じゃないのか!
って話なんですが、コーラ煮の角煮でいいかと(笑)
レシピはすべて同じです。
ってなことで。