野外料理(アウトドア料理)なパエリアの作り方です。
スペイン料理です。お米を使うので日本人に合うアウトドア料理のひとつだったりします。
今回は、過去記事のパスタのような直火の焚き火ではなく、焚き火台を使って作っています。
焚き火台つっても、お湯沸かしたりする用な小さいツウィグ(twig=小枝)焚き火台なんですが。
デ、
作っているのは昨年2018年の10月だったりするのですが、アレやコレやと忙しく、年明けの記事になってしまったというのは内緒ではありません。
なお、
日本は島国で海鮮な魚介類をよく食べる国なので、パエリアも海鮮パエリアにしています。
材料
野外料理(アウトドア料理)ということで、量は基本的に自分ひとり分です。
が、
たぶん、大人二人分は余裕であります(笑)
女性なら三人でもいけると思います。
- エビ・・・・スーパーに売ってある殻付きエビ1パック
- イカ・・・・スーパーに売ってある切ってない完全体。ニ杯
- 鶏肉・・・・もも肉を半分
- 玉ねぎ・・・半個
- ピーマン・・1個
- にんにく・・1片
- さやいんげん・・・適量
- パプリカ・・赤と黄色半個づつ
- お米・・・・スペイン米。なければインディカ米。日本米はNO。
- チキンスープの素・・・チキンストックがあればそれを使いますが、たぶんないはず。
- オリーブオイル
- 水
- 塩
- 黒胡椒(ブラックペッパー)
- サフラン・・一番大事なやつ。単価が一番高かったりする。
パエリアはサフランを使うので黄色いご飯になりますが、ケチってターメリック(うこん)とかで色付けしないようにしましょう。
せっかくの野外料理(アウトドア料理)、香りのいいサフランをきっちり使って作りましょう。
単価が一番高くてビックリしたりしますが(笑)
野菜やお肉等は、こんな感じにジップロックに入れていたり。
右にあるのは、使う予定だったけど存在を忘れて使わなかったトマト!
作り方な簡単レシピ
火をおこす
最初に焚き火台に火を起こしておきます。
材料切ったあとでもいいんですが、間延びしちゃうので先にやってます。
ぶっちゃけ、どっちでもいい(笑)
なお、今回は夜に作っているので全体的に画像等は暗いです。
なにげに、焚き火台の右側は、ダコタ・ファイアー・ホールの穴だったりします。
パスタ作りとかで使用した直火な焚き火のかまど(笑)
材料を切る
野菜と鶏肉を適当な大きさに切ります。
イカとエビは自宅台所で下処理(皮を剥いだり輪切りにしたり等)しているので割愛。
野菜を切る
玉ねぎを適当に切ります。
ピーマンも適当に切ります。
にんにくは、一度潰してから適当に切る。
さやいんげんも切る。
つうことで、パプリカも適当に切ります。
切った野菜は、お皿に入れておきます。
よく記事に登場する、謎の米軍ステンレス皿。未だに正式な用途不明(笑)
もうこれだけで彩り豊かで気分は上々になるから困る。
鶏肉を切る
先述している通り、エビとイカは既に下処理済みなので、鶏肉のみ適当なサイズに切ります。
炊事場のあるキャンプ場とかだと、エビとイカの下処理も現地でやってもいいかもですね。料理慣れしている人なら、適当な暇つぶしとしてやれますから。
慣れてない人は、切ってあるイカやむきエビを買って使うか、冷凍のシーフードミックスとかですね。
切ったあと、軽く黒胡椒(ブラックペッパー)をまぶしておきます。
鶏肉を炒める
鉄フライパン(焚き火フライパン)にオリーブオイルを垂らし、切った鶏肉を炒めます。
ジュージューといい音がします。
夜なので、割とシュールな瞬間だったりします。
炒めた鶏肉は、一旦、鉄フライパン(焚き火フライパン)から下ろしておきます。
イカとエビを炒める
次に、イカとエビを鉄フライパン(焚き火フライパン)で炒めます。
これまたジュージューといい音がするわけです。
そして、やはり、シュールな瞬間だったりします。
炒めたイカとエビは、鶏肉同様に鉄フライパン(焚き火フライパン)から下ろしておきます。
イカとエビを炒めると、それらからおつゆが出ます。
これは大事な出汁なので、そのおつゆも忘れずにイカとエビを入れたお皿に入れておいてください。
間違っても、おつゆを捨てない。
野菜を炒める
パプリカ以外の野菜を炒める
野菜は、最初に玉ねぎとピーマンとにんにくを炒めます。
そのあと、さやいんげんを入れてさらに炒めます。
いい感じになるまで炒める。
いい感じってどんな感じ?
ってな話なんですが、料理慣れしている人にはこれで十分なはず。
パプリカは一番最後に使うので炒めません。
野菜は塩を入れて炒める
野菜を炒める時に、塩を少々入れます。
これは「下味」を付けているのではなく、野菜から出汁を出すために入れるものです。
野菜から水分が出ていい感じになります。
お米と水を入れる
炒めた野菜の中にお米(スペイン米)を入れ、お米を軽く炒めます。
その後、水をたっぷりと注ぎます。
お米も水も分量は、勘です!
普段食べているジャポニカ米(日本米)みたいに「炊く」わけじゃないので、お米と水の分量にシビアにならなくても無問題です。
コツは、自分が思っている以上に水を入れる、です。
イメージ的には、パエリアでは、お米を「煮る」。
本場と同じく蓋なんてせず作るので、お米は水をじゃんじゃん吸うし、蓋してないので蒸気で水はどんどん飛ぶので、多めに入れても無問題です。
後半にお米の具合を確かめるために味見というか食べてみますが、まだ米が煮えてないと思ったら、その都度水を追加すればいいので、このあたりは「炊く」より簡単です。
お米の性質が違うので、それでも美味いやつ出来ますから。
個人的な経験則から言うと(笑)
水はこれくらい入れています。
サフランとチキンスープの素を入れる
水を入れたらサフランとチキンスープの素を入れます。
固形のチキンスープの素だと半分くらいを手で潰しながら入れます。
1個丸々だと濃すぎます。
具材からのお出汁でいい味になるので、チキンスープの味は薄めに。
ひたすら煮る
あとは煮るだけです。
ここは強火でガンガン煮ていきましょう。
水分が少なくなってきたら弱火(熾火)にする。
エビ、イカ、鶏肉とパプリカをのせる
水分が少なくなってきたら、炒めていたイカ、エビ、鶏肉を載せます。
パプリカも載せます。
これらの具材が蓋の代わりでお米がいい感じになります。
焚き火は熾火状態です。
出来上がり
水分が飛んでプチプチ言い出したら出来上がりです。
お米の状態を確かめてみて(少し食べてみる)、芯が残っていなければOKです。
水分は完全には無くなりませんよ。
水分というか、鶏肉から脂が出ているので水分が残っているように見えますが、炊飯した白米状態とは違うので、それでいいわけです。
焦げ付きなど存在しない
ずっと焚き火の上に放置して煮ているので、焦げ付いていないか心配になるかと思いますが、このレシピで作っていれば、
そんなことはありませんです。
状況によっては、いい感じの「お焦げ」が出来ていたりもします。
が、
焦げ付きなんてないない(笑)
熾火じゃなく炎ガンガンでやっていれば一発で焦げますよ。
海鮮パエリアのレシピ動画版
というようなレシピ動画は以下になります。
思ったよりも量があって、食べごたえ有りでした。
つうか、
具材はもっと減らしても全然大丈夫です。
つうか、むしろ、そっちの方がいいかも(笑)
最後に
パエリアは、見た目と違って簡単にできるアウトドア料理です。
焚き火でやると火の管理のスキルが必要なのでアレですが、ガスとかだと楽勝な部類の料理です。
彩り豊かで、見た目もよく、野菜やお肉もアレンジしてバランスのいい食事になります。
そして旨い。
ぜひお作りください。
ってなことで。