アウトドア料理といえば、焚き火でシンプルに、けれどもワイルドに作る料理ですが、簡単にできるのはパスタです。
そんなアウトドア料理、アウトドアクッキングの代表的な野外パスタを飯盒だけで作ります。
今回のパスタはフジッリです。
マカロニを捻ったような独特の形状をしたパスタで、マカロニよりも表面積があるので茹で時間も長め。
かつ、
マカロニくらいの長さしかないのですが、捻ってあるので質量もあり、マカロニと同じくらいの分量で!とか思っていると、食べきれないほどだったりするフジッリです。
ただ、
捻ってある形状なのでソースが絡みやすく、特に、濃厚なソースによく合います。
簡単レシピな作り方
材料
アウトドア、つまり野外で作るのでシンプルな材料です。
具材
- フジッリ・・・100グラムほど
- カットトマト・・・缶詰の半分ほど
- ソーセージ・・・適当なウインナー
- ニンニク・・・1かけら
- バジル・・・ドライバジルを適量
- オレガノ・・・ドライオレガノを適量
- ブラックペッパー・・・適量
- 塩・・・適量
- バター・・・適量
- クリームチーズ・・・円形の器で売ってあるやつの半分
- 水
器具
- 飯盒・・・ロ号兵式飯盒
- スプーン・・・炒めたり混ぜたりする用
飯盒
飯盒に具材はすべて入れています。
基本的に、この具材の入った飯盒と水の入った水筒をハバーサックに入れて、ぶらりとしつつランチ的にパスタを作るわけです。
ちなみに、
使用している飯盒は兵式飯盒と呼ばれる、日本の伝統的なスタイルのやつです。
昭和17年製の大日本帝国陸軍の「ロ号飯盒」で、祖父が使っていたやつ。
火をおこす
そんなことはどうでもよくて、
まず、
焚き火を起こします。
パスタ(フジッリ)を茹でる
飯盒に水を入れ沸騰させる
次に、パスタ(フジッリ)を茹でるので、飯盒本体に水を入れます。
デ、
飯盒の水を沸騰させる。
このままでもいいのですが、早く沸騰するように蓋をしました。
蓋を使用したので、飯盒の水が沸騰するまで、飯盒の蓋は使えないわけで、他の作業が出来ないので焚き火を眺める時間帯だったりします。
火の勢いもあるので、灰とか飯盒の中に入らないようにって意味もあったり。
水が沸騰したらパスタ(フジッリ)を入れる
飯盒の水が沸騰したら、飯盒に塩を入れ、パスタ(フジッリ)を入れます。
沸騰した飯盒にパスタ(フジッリ)を入れると、一瞬沸騰したお湯のブクブクが落ち着きますが、すぐに再沸騰します。
フジッリは、標準の茹で時間が13分と長いので、その間、ソース作りをします。
お湯で茹でるのは9分くらいで、あとは、お湯を捨てたあとの予熱で放置しておきます。
だいたいアルデンテになってます。
そうしないと、
ソース作りでフジッリを茹でていることを忘れちゃって、ヤワヤワなフジッリになったりして失敗したりします。
茹で時間は短めで、お湯を切って飯盒の中に放置しておく、
ってのがコツだったりします。
パスタソースを作る
具材を切る
切る必要のある具材を適当に切ります。
まずニンニク。
ザクザクと切る。みじん切り的に。
次にソーセージ。
細く短く切りましたが、疲れたので後半は輪切りです。
適当でいいです。
具材を炒める
炒める必要のある具材を炒めます。
ソーセージです。
ニンニクは最初に炒めると、カリカリはいいのですが、みじん切りしているので一部焦げちゃったりするわけで、そうなると、焦げの匂いとか味とかが苦味となって(焦げは強いのです)味が悪くなるので後半に入れます。
デ、
飯盒の蓋を使ってソースを作るので、もちろん、炒めものも飯盒の蓋でやります。
まず、
飯盒の蓋にオリーブオイルを注ぐ。
多めでいいです。パスタなので。
パスタ茹で時間がきちゃった
さぁ、具材を炒めよう!
って時に、ちょうどパスタ(フリッジ)の短めに設定した茹で時間がきたので、
とりあえず、
お湯を捨て、飯盒に入ったままのフジッリを放置です。
ソーセージを炒める
改めて、焚き火にオリーブオイルを入れた飯盒の蓋をかざし、オリーブオイルを熱したらソーセージを入れ炒めます。
ジュージューと音がして、
なんか気分が出ますよ(笑)
カットトマトとニンニクを入れる
ソーセージを適当に炒めたら、そこにカットトマトを入れます。
生トマトでもいいですが、ソースにするには時間がかかるのでカットトマトです。
ホールトマトより切ってあるカットトマトの方が便利です。
缶入り100円くらいなので、野外料理以外でも費用対効果抜群の食材です。
すぐにニンニクも入れます。
あ、みじん切りになってない(笑)
適当に切って途中でやめたから!
んで、
ニンニクとカットトマトを入れたら、スプーンなどで混ぜまぜしつつ、しばらく煮込みます。
画像だと、炎が上がって、えらい火力に見えますが、これは手前だけに炎が上がっているだけで、飯盒の蓋を使った調理は、手前の熾の上でやってます。
なので、中火から弱火くらいの火力です。
ハーブ・スパイスを入れる
しばらく煮込んだカットトマトにハーブ・スパイスを入れます。
ここで味付け。
トマトによく合うバジル、オレガノ、味付け用のブラックペッパーに塩を適当入れます。
ハーブ類は割とたくさん入れたほうが香りが出ていいと思いますが、ここは個人の趣味なので、好きなだけ入れましょう。
ただ、塩で味を整えているので、塩だけは味見しながら入れましょう。
でも、最後にクリームチーズを入れるので、ちょい薄くらいでもOK。
ハーブ・スパイス類を入れたら、よく混ぜまぜして、
さらに、
ちょっと煮込みます。
ちょっと。
バターを入れる
ハーブ・スパイスを入れ、ちょっと煮込んだカットトマトソースにバターを入れます。
切れているバターが、一個10グラムとか8グラムなので、それくらいが適量かと。
ただ、
このバターを入れるか入れないかで全然味が変わってくるので、
是非ともバターは入れてください。
クリームチーズ無くてもトマトソースとしていけます。
バターがないとパンチに欠というか、
「何か足りない」
になります(笑)
バターをよく溶かして混ぜまぜします。
トマトソースをお湯を切った飯盒本体のパスタ(フジッリ)と和え、空いた飯盒の蓋でバターを溶かし、その溶けたバターを飯盒本体のパスタ(フジッリ)とトマトソースにかける、という方法もありますが、
今回はバターが少量なのでトマトソースに直接入れて溶かしています。
どっちでもいいです。
デ、
これでトマトソースは完成です。
パスタ(フジッリ)とトマトソースを合える
トマトソースが完成したので、お湯を切り放置していたパスタ(フジッリ)と和えます。
そして、
よく混ぜまぜします。
トマトソースが絡みまくります。
クリームチーズを入れる
パスタ(フジッリ)とトマトソースが合わさったところにクリームチーズを入れます。
クリームチーズはヤワヤワなので注意して入れます。
注意しないと、
どこそこクリームチーズだらけになります。
そして、
再び、混ぜまぜします。
クリームチーズがパスタ(フジッリ)とトマトソースの熱で溶け出し、クリーミーなソース状態になります。
濃厚な香りが辺りに漂いますよ。
これで、濃厚クリームチーズとトマトソースのフジッリは完成です。
飯盒の蓋に盛り付ける
出来上がったクリームチーズとトマトソースのフジッリを飯盒の蓋に盛り付けます。
適当にやっているとフジッリがこぼれ落ちるかもです。
あとは食べるだけです。
スキを見て、カウボーイコーヒー風コーヒーを焚き火にかけていて、
そいつも出来上がっているので、
コーヒーを飲みつつ、濃厚なパスタ(フジッリ)をいただきます。
飯盒パスタのフジッリ簡単レシピ動画版
というようなレシピの動画版は以下になります。
最後に
アウトドア料理、アウトドアクッキングは、色々な制約があるのでシンプルが一番ですが、個人的には、パスタはシンプルで野外料理向きと思う今日このごろ。
キャンプ場でも簡単にできます。
もちろん、飯盒使わなくてもできます(笑)
人数多いなら、パスタソースはスキレットで作りますかね。
そっちの方が雰囲気出るし。
ってなことで。